死ぬのが怖いから
飼わないなんて、
言わないで欲しい。
死ぬのが怖いから飼わないなんて言わないで欲しい。
おうちを汚すから飼わないというなら、犬はお行儀を身につけることでできる。
留守がちだから飼わないというなら、犬はけなげにも、孤独と向き合おうと努力するかもしれない。
貧乏だから飼わないというなら、犬はきっといっしょに貧乏を楽しんでくれる。
だけど、、、、
死ぬのがこわいからといわれたら、犬はもうお手上げだ。
全ての犬は永遠じゃない。
いつかはいなくなる。
でもそれまでは、すごく生きている。
すごく生きているよ。
たぶん今日も、日本中の犬たちはすごく生きていて、飼い主たちは、大変であつくるしくって、幸せな時間を共有しているはず。
飼いたいけど飼わないという人がいたら、伝えて欲しい。
犬たちは、あなたを悲しませるためにやっては来ない。
あなたを微笑ませるためだけにやってくるのだと。
どこかの神様から、ムクムクしたあったかい命を 預かってみるのは、人に与えられた、素朴であって高尚な楽しみでありますよ、と。
コピーライターの児島令子さんが書いたボディーコピー。
愛犬を亡くし、「もう飼わない」と思った数日後に目にして、涙が出た。
「きっとこんな思いで僕の足元にくっついていたんだろうな・・・」
そう思うと、「もっと散歩に連れて行ってあげればよかった」と後悔の連続。
もし、次に迎え入れることがあるならば、先に旅立った愛犬にしてやれなかったいっぱいの事を心を込めてしてやりたい。
そうありたいと、このコピーが思わせてくれた。
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